2021.11.07
まもなくメディエイトカーズに911Rが入庫となります。
現在は横浜港の近くで、ガステスト及び予備検査受検に向けて待機中です。
911Rはメディエイトカーズを立ち上げた当初からいつかは関わりたいと強く思っていた憧れの911。こんなに早く出会えるとは…
ヨーロッパのどこかのポルシェセンターで大切にその時が来るまで保管されていた新車である。(どこのポルシェセンターかはオーナー様だけにお伝えいたします)
生産台数は、991にちなんで世界限定991台。日本の正規ディーラー車は10台ちょっとしか入庫していないそうです。
その貴重な存在である。911Rがすぐそこまでの所にいる… 早く会いたい!!
この911Rに関して少し解説します。
1967年、レース専用にわずか23台しか製造されなかった911Rは、長距離耐久レースの記録を塗り替え、当時最も成功を納めたレーシングポルシェでした。
800kgまで軽量化された車両重量と2.0Lでありながら154kW(210ps)を誇る空冷式水平対向6気筒自然吸気エンジンによって911Rは極めて力強く、かつ抜群の速さを生み出していました。
次々とレコードを塗り替えた911Rは長距離耐久レースにおける5つの世界記録と11のクラス記録を達成。例に挙げると、76時間31分49秒での10,000マイル、平均速度209km/h以上での96時間連続走行を樹立しています。
今から54年も前です…
2016年 かつての911Rに習い必要なものだけに徹し、走りの本質を追求した991版911Rが登場しました。
フロントフードとフェンダーにはカーボンファイバー強化プラスチック(CFRP)、ルーフにはマグネシウム、リアウィンドウとリアサイドウィンドウにはポリカーボネード、そしてブレーキディスクにはセラミック素材を使用。それにより車重はわずか1,370kg。
911GT3RS(991.1)から継承された、最高出力368kW(500ps)を誇る高回転型の4.0リッター水平対向6気筒自然吸気エンジンと組み合わされ、ポルシェがレーシングカーに求める高出力か軽量である事を見事に具現化された911です。
オマージュ。復活。子供の頃に抱いた憧れ。
Back to the1967.
この特別な911世界に991台。
まだこの世の中を走っていないのはこの911Rだけかも知れない…