2025.01.26
今回もタイヤがらみの話題です(どんだけタイヤ好きなん?w)911、ボクスター、ケイマンシリーズにあるあるの話題になります。この話題は昔から各方面で取り上げられているので、いまさら?ですが、特に寒い冬シーズンには、”あれ足回り壊れた?”ぐらいにハンドルに伝わってきますので、最近ポルシェオーナーになられた方などご覧いただければ幸いです。
■パラレルステアリングジオメトリー

■アッカーマンステアリングジオメトリー

※上記コメントあくまでスリップ角などが発生しないごく低速の場合を前提
ハンドルを切った際に切れ方について2種類があります。ポルシェのスポーツカーは前者のパラレルステアリングジオメトリー(以降アッカーマン)になります。っていわれても・・ ですよね。
まず、パラレルステアリングジオメトリーとは、想像の通り左右のタイヤの切れ角が同じになります。当然と言えば当然なんですが。車は車幅がありタイヤも911などのスポーツカーだとかなりロープロファイルで幅の太いサイズになりますね。その際に外輪と内輪半径に差異が発生して、内側のタイヤが回転せずに横滑りが発生する事なんです。まだ路面温度が高かったり、タイヤが新品の場合は発生が抑制されて気付かない時もありますが、冬場の路面温度が低く乾燥状態ですとタイヤも硬化してゴリゴリ音が謙虚に発生します。
一方、アッカーマンは、左右の切れ角を変えることにより、4輪共スムーズに進行出来るメリットがあります。外輪を緩やかに、内輪を急角度にすることによって低速時のコーナリングがスムーズに行えます。
では、ポルシェもアッカーマンでいいんじゃないの?と思いますよね。実際にガガガやゴリゴリを経験しなくても良いですからね・・・しかし、ポルシェはスポーツカーです。アッカーマンは低速時にその本領を発揮する機構です。中高速域においては、遠心力が発生しますので、外側にタイヤに負荷をかける事によりコーナリングをスムーズにしていますが、アッカーマンだと、内側にも同様な負荷がかかってしまい、イメージ通りにコーナリングしない、オーバーステアやアンダーステアなどにも影響します。
ポルシェはスポーツカーゆえに、低速時を犠牲にしても中高速域のパフォーマンスを重視した結果パラレル方式を採用しています。この時期に、お問い合わせが何件かございましたので、ブログでご紹介しました。
もし、お乗りのポルシェで寒い日の車庫入れなどでこのような現象がある場合は、スポーツカーの証であるという事で、ニヤついて頂ければとおもいます。

