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メディエイトカーズブログ

【ブログ】空冷エンジンについて少し語ります。

2018年10月9日

みなさんこんにちは!

毎度おなじみ、岐阜県揖斐郡の中古車販売メディエイトカーズです。

近頃めっきり日が暮れるのが早くなりました。

季節の変わり目は体調を崩しやすい時期ですから皆さんも体調には十分お気をつけください。

 

さて、今回は当社在庫でもあります。97’ポルシェ 911カレラS(993型)について書きたいと思います。

この車両の最大の特徴はやはり今は絶滅してしまった空冷エンジンです。

空冷エンジンとは空気冷却式のエンジンで、外気を取り込んでエンジンを冷やします。

これに対して液体でエンジンを冷やすのが水冷式エンジンといいます。

空冷エンジンはその構造が簡素なこともあり製造コストも比較的安く、戦後の大量消費社会で一大ブームを引き起こしました。

また不凍液が登場するまでは、寒冷となる地域ではコールドスタート性能に優れた空冷エンジンが、いかなる天候時でも車に乗る必要のあった医師の往診車としても重用された時期もありました。

ところがこの空冷エンジンは冷却性能に問題があり、とくに冷却時にムラがあることから排気ガス対策や通過騒音規制(993型が終了した直接の原因)には向かないことが課題でした。そんな中、排ガス規制問題で真っ先に槍玉に挙げられ、98年を最後に製造が終了し、半世紀以上の歴史に幕を下ろすこととなりました。

しかしながらこの空冷エンジンは未だに根強い人気があります。

その理由としてはいくつかありますが、その独特のエンジン音は多くの愛好家を魅了しています。

エンジンの構造上ウォータージャケットを持たないエンジンはエンジン本来の音が大きく、水平対向エンジンが奏でる独特の”バサバサ音”はマフラー音ではなくエンジン音を楽しむもの。アクセルを踏んだ瞬間にエンジン音で応えてくれるダイレクト感は近代のエンジンにはない要素です。

確かに音が大きいので騒音問題にもなりやすいのですが、そんなノスタルジーな感じが好きだという方も少なくありません。

次に、構造がシンプルなことにより総重量が軽く、また、それ故にパーツも少なく済みますが、自動車用んもエンジン特に排気量の大きい空冷エンジンは熱による膨張差が激しい為より精度の高い技術が必要な設計となります。

ポルシェの生産が始まって55年の歳月が経ちますが、その7割以上が現役で活躍していることを聞けば、ポルシェ社しか成し得なかったエンジンであることが分かります。

993型は空冷エンジン末期の車体で、今なお乗れる車両として実用性にも優れています。まさにポルシェ空冷エンジンの集大成というべき「作品」と言っても過言ではないでしょう。

 

ポルシェと言えばドイツ車で精密機械というイメージがつきものですが、デザインもその極みにふさわしいもので、そのスマートなリアフォルムには今なお多くのファンを引きつけています。

スリムな車体が風を切って走り抜ける姿はまさに圧巻です。

メディエイトカーズがポルシェ を推している理由が、誰もが愛するデザインの中に、自動車メーカーとして徹底的な拘りと圧倒的な技術を備えている唯一無二のメーカーであるからです。

その中でも僅か一年のみ生産されたカレラSは大変貴重価値が大変高い車です。

ガレージにいる間のぜひその歴史に触れて見てはいかがでしょうか?

 

 

 

 

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